末吉保雄作品

ピースbP 11 25 26 36 37 46 58 69 70 71

ピース25 エチュードの形をしたピアノ小曲集III

(1)“夏休みの日記帳”より(1)

1 長3度
2A スケール1「ミのモードでA」
2B スケール2「ミのモードでB」
3 アルペッジォ
4 アルペッジォと音階進行[タランテラ*]

(2)“夏休みの日記帳”より(2)

1 オスティナート(1)
2 オスティナート(2)
3 インヴェンション(1)[長三和音・基本位置のために]
4 オスティナート(3)[短三和音・基本位置のために]
5 インヴェンション(2)[三和音・第一転回のために*]

(3)“4つのインヴェンション”

1 ユニゾンのために
2 2声のために
3 3声のために
4 4声のために

なお*の付いた曲は、今回出版の楽譜には収められていません。

(1)“夏休みの日記帳”より(1)
 今回発表する第III集は「インヴェンション集」です。
それと異なった題が付けられている場合は、モティーフの特徴を注記しています。
たとえば、(1)の第1曲は、下の楽譜のように始まります。
タイトルに記した「長3度」をモティーフにして、右手と左手が、ちょうどバッハのインヴェンションのように対話します。
なお、ミのモードとは、ピアノの白鍵上でミから始めるスケールの、原調と移調形の呼び名と考えてください。
 第5曲タランテラは、3/16または6/16などの拍子による非常にはやいダンスで、(1)部の学習の「まとめ」です。


(2)“夏休みの日記帳”より(2)
 下の楽譜は、第(2)部の第1曲の始めです。白鍵上に、2拍を単位に繰り返す右手に、
黒鍵で、1、2、3音…と8分音符の数を増す左手が組み合わされます。
後半では、黒と白の関係が逆転します。
 第2曲からは和音がモティーフになります。各曲それぞれは、ひとつの。和音の同じ位置を繰り返し打鍵する、
エチュードです。
つまり、和音を、むら無く、均質に打鍵するための、最良の手の型(フォーム)を見出し、維持する練習です。
第5曲では、右手と左手の対話のなかで行われます。


(3)“4つのインヴェンション”
 第(3)部は、おなじテーマによる4曲のインヴェンションです。
下の楽譜は第1曲の開始部分で、あとの曲も、この旋律の変形をテーマにしています。
曲ごとに、2、3、4声と、パートの数が増し、響きも緊張と変化を加えてゆきます。
そして、第4曲の中間部には、セバスティアン・バッハへの敬愛の記しを書き添えました。
曲それぞれの個性を表現してください。


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