宮本一作品

ピース18

ピース18 ヤンプイのなわとび

 OTOの会第一回の際の出品作同様、今回もヤンプイ君が登場する。しかし前作との関連性は
1.共に5拍子である。
2.譜面上メロディーの下に言葉が書かれているが、親しみ覚え易いようにという配慮からであり、
歌曲というわけではない(空白の箇所には各々の創造性をもって自由に言葉をつけ加えて楽しんで
ほしい)。という二点以外は特にない。前作を発展させたものではなく、むしろ全くの初心者向きに
作ってみた練習曲である。因みに初演時の第一奏者はピアノ習得の経験はない。
 場面は、ヤンプイ君の住むタンポポの森。彼とその友達数人でなわとびをしている。
二人の持ち手が一定のテンポでなわを回している。ヤンプイはトップバッターだが、
なわとびはあまり得意としない。じっと飛び込むタイミングを計っている。
回りの友達も特に催促するわけでもなく、ただ見守っている。なかなか入ることが出来ない。
三十秒経過。なわの地面をたたく音だけが単調に響く。
よし 行くぞ!  タタタ……  パサッ  アーア  もう一回やるぞ!
 このような情景を思い浮かべながら、第二奏者は一小節目を延々と繰り返す。
第一奏者が入ってくるまで。うまくこなすことが出来たら拍手。
失敗したら二人で頭を掻く(指導者は、第一奏者のテクニックに応じて自由に伴奏パターンを選択して
いただきたい。だんだん難しいものチャレンジを)。
 これを長時間、休憩なしで続ける。三十分でも一時間でも。一体感、連帯感が生まれるまで弾く。
まるでアフリカの黒人達の儀式のように。これは第二奏者にとってもリズム感の鍛錬になると
思うので、毎日練習することをお勧めする。自信のある人は、スティービーワンダーのように
首を振りながら弾いてみては?(デキネエンダ コレガ!)








 

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