平野さゆり作品

ピースbT 20 21 32 54 55 78 90 114 

ピース32 そらをみあげて

 子供の頃、空を見るのが好きでした。晴天に心を弾ませ、曇天に溜息をつき、
空の一点から雪が舞い降りてくる様子を見ては厳粛な気持ちになり、空一面に広がる稲光に
超自然的な力を感じていました。
大人になってからも、南の海で見た、一筋の水蒸気が見る見るうちに入道雲に成長して陸に
近づいてくる様子に驚いた頃や、田舎の夜空がとても大きく、吸い込まれそうになるほど黒く、
そこに瞬く星の数の多さに圧倒されたことなどが、蓄積されていました。
 広さや色は変わっても、今の子供たちも見上げるであろう空を題材に選び、お天気の話を
するようなつもりで弾いてもらえることを願って、「そらをみあげて」を作りました。
初歩の、手も小さい生徒のための8曲の小品で、わらべうたから旋律をとったものもあります。
それぞれの曲には短い詩が付いており、演奏者と親しい間柄の、例えばお母様やお兄ちゃん・
お姉ちゃんや先生などに読んでいただけるとありがたいと思います。



 

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